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2022.9.6〜9.11 【仙台写真月間 2022】高橋 親夫「ものが語る土地」

2022.9.6 (火) – 9.11 (日) 11:00-19:00(最終日17:00)

津波によって壊滅したこの地域に残されていた暮らしの断片は、失われた大部分のものの手がかりとなる小さなかけらである。
それらは見る者を立ち止まらせ、正視した眼の中に飛び込み、語りかけてくる。
それまでここに住んでいた人々の、それぞれのプライベートの閉ざされた空間のなかにあったものだ。
それまでここの地域の内面の姿を形作っていたものだ。
それらは見えている水面に浮かぶ氷山の一角のように、見えてない多くの部分に連なっている。
仕事場と住まいが一体の屋敷には、多くの生活の歴史がものとして残されていたのだ。
手作りの職人たちの技や手仕事の数々。
家族の喜びや夢、素朴でささやかな遊び心が残されている。

高橋 親夫 Chikao Takahashi
1947 仙台市生まれ
1974 1級建築士
2011 第36回JPS展入選
2015 京都造形芸術大学写真コース卒業
「3がつ11にちをわすれないためにセンター」活動参加
写真集『あの日につづく時間 2011・3.11』出版
個展
2015 「復興大地」ニコンプラザ仙台フォトギャラリー
2017 「タイル・ルート・トタン」せんだいメディアテーク
「神々のハマドオリ」SARP
2018 「マテリアル」SARP
2019 「数は語る」SARP
2020 「地上を移動する目・上空からの視線」SARP
2021 「ここにいた時は子どもだった」 SARP
グループ展
2021 『星空と路』「浪江のきた道・ゆく道」せんだいメディアテーク
2022 「ここにいた時は子どもだった」『星空と路』 せんだいメディアテーク

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