亀卦川 宏人 展「他人の風景」(仙台写真月間2014)
写真に写ると魂を吸い取られる。
それはあながち嘘ではないと思う。写真を撮るという事は、その場の何かを持ち帰る事ではないか。果物ナイフで限りなく薄く切り取りながら歩く錯覚。それが時にうしろめたさを生む。他人の風景を拝借しているだけではないかという、うしろめたさ。
しかし、そこにざららとしたざわつきがあり、自分の眼では見えない刹那的何かが見えるような気がしている。
亀卦川 宏人 きけがわ ひろと
1973年 | 宮城県石巻市生まれ 仙台市在住 |
2010年 | 3人展「そこに、或るもの ‐それぞれの視線‐」 Kalos Gallery |
2011年 | グループ展「Gallery Collection & Photo Showcase」 Kalos Gallery グループ展「11-10+1」 富士フィルムフォトサロン仙台 |
2012年 | グループ展「Photo Park ‐写真の眼‐」 Kalos Gallery グループ展「12-12」 富士フィルムフォトサロン仙台 |
2013年 | 個展「瞬き」 Kalos Gallery |
展示作家とゲストによるアーティストトークを行います。予約不要・参加無料。開始時間までに各ギャラリーにお集まりください。
9.20sat 18:00?19:30
花輪奈穂+亀卦川宏人×小岩瞳子
ゲスト: 小岩 瞳子(こいわ とうこ)
1974年生まれ。写真家。東北芸術工科大学デザイン工学部卒。2001年より仙台で個展を継続的に開催するほか、山形、東京でグループ展開催。主な個展に「夜蟹」「夜を下る」など。雑誌『世界』(岩波書店) 2013年4月号に作品掲載、2013年10月?2014年2月には河北新報夕刊にて初心者のための写真教室を連載するなど、息の長い活動を続けている。