佐立るり子 展-思考の森-
展示例1
日本の森の成り立ち、現状、それぞれの地域における熱エネルギーとしての木材の利用の可能性までを簡単な短い言葉とイメージ(主に絵画)のセットで現す。2018年5月から11月までの7回にわたり福島県奥会津三島町の山学校(木こりを育成する事業)に参加して学んだこと感じたことを中心に展示する。会場に訪れた人には、気になる部分があれば持ち帰ってもえるように言葉とイメージのコピーを用意する。コピーはあとで破棄されるとしても、思想とは日頃意識的に何かを拾い上げ、それを忘れたり忘れなかったりする中でそれぞれの個人の中に育っていくものだとすると、展覧会が他者の思考のひとつとのきっかけとなるようにしたい。