あれから4年がたちまし展
2011年3月、東日本大震災の混乱の中、私たちは大学を卒業しました。
あれから4年、学びを共にした年月と同じ時間が過ぎ、
それぞれに人生が大きく動き始めています。
どんな4年間を過ごし、何を考え、どこに立っているのか、
お互いの場所を確認し合うことのできる場をつくりたいと考え、今回の展示を企画しました。
作品の分野は異なっていても、その根幹にある考え方は、通じるものがきっとあるはずです。
進行方向の視界が悪くなってきたとき、周りを見渡すと、
霧を晴らすためのきっかけは、実は自分の通ってきた道の上にあることに気づきます。
もし自分の道だけではなく、同じ場所から始まった他の誰かの道を
少しだけ歩かせてもらうことができたら。
これは、私たちがこれからまた道をつくり、前に進んでいくための作品展です。
ご覧頂いたみなさんにとっても、歩み進むためのピースが見つかりますように。
宮城大学事業構想学部デザイン情報学科
2011年度卒業生 有志一同
展示風景