2025.10.14〜10.19【仙台写真月間 2025】サトウダイスケ「写真研究 V」
写真研究はもともと森の写真を撮影している時期に人との出会いを通して気づき学びを得たものだ。しかしながら森で撮影するのはやや難しいと感じるようになり、自分なりの考えもプラスして街の事物を通して線や面を使いながら撮影することになった。そして空間を意識し写真研究へと繋げていった。今回の展示では20才頃から40代半ばにさしかかるまでの制作過程の文章も簡単ではあるが書いた。同時に写真研究に関する文章も書いた。その文章の中にサブタイトルも入れてみた。これらの写真や写真の取り組みへの経緯、文章がこれから個展をやってみようと思っている人たちや写真研究に少しでも興味をもった人たちに役立てば幸いです。
サトウダイスケ SATOU DAISUKE
写真家。宮城県出身。主な展示としては色のてまえにあるのは光として生活の一場面を撮影し発表した個展「ever」。光を包んでいるのは闇として20代から40代までに制作したモノクロ作品にデジタル効果を積極的に取り入れ展示した個展「beyond the wall」。時間や偶然、蓋然性、光の反射などを中心に展示した個展「偶然の観察」。1枚1枚ばらばらな写真をくみあわせ共通点をみつけていく個展「くみあわせる」。宮城県の森で偶然みつけた写真や木々を使って構造を意識し撮影した個展「森」。線と面をテーマとして撮影した個展「自由と不自由さの間で」。写真の性質や特性について研究していくことをテーマとした個展「写真研究Ⅴ」など。