2022.8.30〜9.4 【仙台写真月間 2022】黑田菜月「動物園で見つめる先に、」
2022.8.30 (火) – 9.4 (日) 11:00-19:00(最終日17:00)
私が動物園という場所に関心を寄せるのは、「生き物が展示されている」という事実に依るところが大きい。
動物園では「種の保存」、「教育・環境教育」、「調査・研究」、「レクリエーション」という4つの役割を目指しており、生き物たちに対峙し続ける現代の動物園は、園内展示を通してその存在意義を示そうとしているようにみえる。
今回の展示では、園内に残る過去の動物園の痕跡や、現代の動物園の展示空間を撮影した写真、そして来園者へのインタビュー映像を上映しながら、動物園の中の「見る」ことについて考えてみたい。
黑田菜月 Kuroda Natsuki
1988 神奈川県生まれ
2011 中央大学卒業
2013 第8回写真「1_WALL」にてグランプリを受賞
2016年からは横浜市立金沢動物園にて毎年行われているメディアアート展「ひかるどうぶつえん」に参加。2019年には同園にて写真と映像のグループ展「どうぶつえんの目」横浜市立金沢動物園(神奈川)を企画した。
おもな個展
2014 「けはいをひめてる」 ガーディアン・ガーデン、東京
2017 「わたしの腕を掴む人」 ニコンサロン、東京、大阪
2018 「友だちの写真」 ギャラリーOGU MAG、東京
2021 「約束の凝集 vol.3 写真が始まる」 gallery αM、東京