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三上秀夫 展-赤い正方形-

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赤い正方形
 -図形の連続的な推移と区別-
前回の個展では幾何学的形状がつくり出す平面上の上下・左右[位置関係]と見かけ上の重ね順[層的構造]を
とおして、正方形の「欠如」または「不在」による虚構の真実を提示した。
今回は、テーマをそのままに欠けた・隠れた赤い正方形までも取り除き、完全なる「不在」性を提示する。
図形の連続的な”推移”と”区別”が記憶と時間[構造化]に基づき現象化され、赤い正方形の《不在》を背景に現実
味を帯びてくる。これら図形の究極の実態が主観を、より高次の認識へと導くのである。
単なる平面静止図形は、自覚の「自己から出て自己へ還る」転回[飛躍]を促すのだ。
展示風景
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