阿部 明子 展 -不在の痕- (仙台写真月間 2015)
西武新宿線中井駅から徒歩3分のシェアハウス・共用台所のテーブルの上。
圧力鍋の上にティッシュケースが乗せられている。朝にお米を炊くのに使った圧力鍋である。
これは埼玉県和光市駅から徒歩3分ほどの距離にあるイトーヨーカドーで購入した。
7年前、一人暮らしを始めたときに炊飯器のお金を節約するため買ったものである。
和光市駅から徒歩15 分の場所にあるスカイヒルズの横には畑が広がっていて、
そのせいか台所の床にはよくナメクジが落ちている。
それを圧力鍋の上にあるちり紙で拾いゴミ箱に捨てていたのだ。
阿部 明子 あべ あきこ
1984年 | 美里町(旧小牛田町)生まれ |
東北芸術工科大学 デザイン工学部情報デザイン学科 映像コース卒業 | |
2012年 | グループ展「ワンダーウォール公募展2012」 東京都現代美術館 |
2013年 | 個展「空は青くてもう夕方のようだ」 仙台アーティストランプレイス |
2014年 | 個展「染みだす閾」 仙台アーティストランプレイス |
展示作家とゲストによるアーティストトークを行います。予約不要・参加無料。開始時間までに各ギャラリーにお集まりください。
9.12sat 18:40?20:10
調文明×阿部明子
ゲスト: 調 文明(しらべ ぶんめい)
1980年東京生まれ。写真史研究/写真批評。日本女子大学/京都造形芸術大学/多摩美術大学/東京綜合写真専門学校非常勤講師。『アサヒカメラ』『写真画報』などで執筆。また『日本カメラ』では「写真界隈パトロール」を、『PHaT PHOTO』では「現代アイドル写真論」を連載中。論文に「A・L・コバーンの写真における都市表現――三つのニューヨーク・シリーズを中心に――」(『美学芸術学研究』東京大学美学芸術学研究室、2013年)、「御真影と『うつし』」(展覧会カタログ『かげうつし――写映・遷移・伝染――』京都市立芸術大学@KCUA、2013年)、「ジェフ・ウォール――閾を駆るピクトグラファー」(『写真空間4』、青弓社、2010年)など。